“If you want to go fast, go alone.
If you want to go far, go together.”
というアフリカの古い格言があります。
早く行きたいなのら一人で。
遠くへ行きたいのならみんなで。

ほんとうにそうですね。
仲間に委ねる、天に任せる、押し売りしない・・・
そうしようと決めたら、
『神迎え』が、2026年2月、アメリカのカリフォルニア州オークランドにあるマリオット・シティセンターで開催された「CODEX アートブックフェア」 JAPANブースにて展示されることになったのです。

世界中から「本」というアートをこよなく愛する人たちが集う場に、『神迎え』を連れて行ってくれたのは、造本家・新島龍彦さん↑と篠原紙工の田渕智子さんでした。
https://www.s-shiko.co.jp/tsuzuru/codexandkamimukae/
(↑田渕さんの臨場感溢れるCODEXレポートはこちら)

日本からは3組のアーティストが招待をうけて出展。
その一人が新島さんでした。
新島氏の代表作の一つとして、『はじまりの風 五十嵐威暢のことばのいぶき』 『MOTION SILHOUETTE』と一緒に、『神迎え』が並んだのです。

特装版の大きさがまず、会場で人の目を引いたそうです。
そして、風呂敷をほどくと、そこに桐箱があらわれ、やっと本体ができてたかと思うと
カバーが出てきて・・・。
そんなことも、海外の方からしたら不思議で仕方なかったようです。
なるほど。確かに 過剰包装!

あと、和紙は、アートブックの世界で最も注目されている素材の一つだそうです。
ただ、多くは補強や飾り的に使われている中、『神迎え』ほど手漉き和紙をふんだんに使い、
そこに墨絵の世界を印刷してしまうというのは、新鮮に映ったよう。
目で見て、さわって感じる。
佇まいの美しい本。
を目指して作った本が、たくさんの方の目にとまったこと。
本当に嬉しく思います。
そして、ご購入いただいた方の中には、なんと、子供の頃に隠岐島に行ったという方がいらっしゃったそうです。
「ここ、知ってるわ!」なんて会話が、オークランドで生まれてびっくりです。

隠岐観光協会のパンフレットもみながら、懐かしい思い出話も聞かせていただいたそう。
いやいや、まさかこのような展開があろうとは。嬉しいです。
また、新島さんはAsian Art Musiumで特別ゲストとしてプレゼンテーションも。
Japan Craft Book projectの想いを多くの方に伝えていただきました。
ありがとうございます。

このプロジェクトを立ち上げた時に、記したメッセージがあります。
https://japancraftbook.com/about/
読み終えたらすぐにリサイクル市場に出されるような本ではなく、「所持していることが嬉しくなる本」「一生大切にしたい本」「買うことが伝統工芸の支援につながる本」づくりを目指し、ぜひご一緒していただきたいと思った方々にお声をかけ、「JAPAN CRAFT BOOK プロジェクト」を立ち上げました。「JAPAN CRAFT BOOK」という言葉がやがて世界で一人歩きしていくように進めて参ります。
気がつけば、もう4年前に綴った文章です。

「JAPAN CRAFT BOOK」という言葉が一人歩きするには、まだまだほど遠いですが、
『神迎え』だけではなく、そろそろ次の本に取り掛かり、2年後のCODEXにはメンバーと一緒に行ってみたいな思っています。
夢がまた膨らみました。
そして、一緒に夢をみて、形にしてくださる仲間が広がっていくと、もっと愉しく、もっと遠くへ行けそうな気がします。
ありがとうございます。